クリーニングトラブルに巻き込まれて困っていませんか?

破れてしまった。
色が落ちてしまった。
紛失してしまった。などなど・・・

そんな時はキチンと弁償してもらいたいですよね。
ここではクリーニングトラブルの際の弁償や賠償について調べました。

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クリーニングトラブルの原因と責任

一般的に何らかの弁償をしてもらえるかは、何が原因で誰が悪いのか?によります。
クリーニングトラブルの原因は、大きく3つに分かれます。

  • クリーニング店の責任
  • 機械の操作ミス、クリーニング方法のミス、作業上のミス、紛失

  • アパレルメーカーの責任
  • 染色堅牢度の問題、洗濯表示の記載ミス

  • 着方や扱う側の責任
  • 汗や摩擦、経年劣化、勘違い

クリーニング店やアパレルメーカーにその原因がある場合は弁償の対象になりますが、着方や着ている側に原因がある場合は補償されないケースがほとんどです。

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弁償にはクリーニング賠償基準が適用されます

クリーニングトラブルの弁償は、クリーニング店により自社の賠償基準を適用する所もありますが、一般的にはクリーニング賠償基準が適用される場合が多いです。

クリーニング賠償基準は、公平で効率的にトラブルを解決することと、お客様の迅速な救済を目的に平成27年に改訂されました。

クリーニング店の責任によりトラブルが発生した場合には、この基準をもとに賠償額が決定されるんですね。

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賠償額の決め方

クリーニングトラブル時の賠償額を決め方は、以下の式で計算します。

【賠償額の算定に関する基本方式】

賠償額=物品の再取得価格×物品の購入時からの経過月数に対応して別表に定める補償割合

例えば、購入金額50,000円で1年着用し、綺麗な状態(A級)のスーツの賠償額
50,000×82%(0.82)=41,000円になります。

もし、同じ条件で着用状態が悪く、C級の場合は63%で31,500円になります。

【賠償額の算定に関する特例】

  1. 洗たく物がドライクリーニングによって処理されたとき:クリーニング料金の40倍
  2. 洗たく物がウェットクリーニングによって処理されたとき:クリーニング料金の40倍
  3. 洗たく物がランドリーによって処理されたとき:クリーニング料金の20倍

この場合、例えばクリーニング代1,200円でクリーニングしたスーツの賠償額は48,000円になりますね。
どちらを選ぶかはケースバイケースで、クリーニング店との相談になるようです。

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こんな時は弁償金額が減額されちゃう

クリーニング賠償基準に賠償額の減額について書いてあります。
こんな時は賠償額が減額や免除になることもあるようです。

  1. クリーニング業者が賠償金の支払いと同時に利用者の求めにより事故物品を利用者に引き渡すときは、賠償額の一部をカットすることができる。
  2. クリーニング業者が洗たく物を受け取った日より90日を過ぎても洗たく物を利用者が受け取らず、かつ、これについて利用者の側に責任があるときは、クリーニング業者は受け取りの遅延によって生じた損害についてはその賠償責任を免れる。

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早期解決がカギ!

クリーニングトラブルの解決はスピード感が大切です。
トラブルに気が付いた時点で、一刻も早くクリーニング店に申しでましょう。

そこで解決をみない場合は、地域の消費者生活センターなど第三者を通して早めに解決するのが望ましいですね。
あなたの悩みも、早く解決するといいですね。

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