なんとも豪華な毛皮のコート。
クリーニングに出したいと思っても、料金が高そう、毛が抜けてしまいそうなどと二の足を踏んでしまいませんか?
そもそも毛皮のコートをクリーニングに出す必要あるの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、毛皮のコートってクリーニングが必要なんです。
この記事では、毛皮のコートのクリーニングに出す理由と料金、保管についてまとめてみました。
毛皮のコートは意外と汚れている!3年に1回のクリーニングを目安に
一生ものと思って買った毛皮のコートやジャケット。
しかし、見えない汚れをほうっておくことで、着られない状態になってしまうことも。
毛皮にはイガなどのムシがつくこともあれば、蛍光灯や紫外線で色が焼けてしまったり、汗や保管の際の湿気でカビが発生してしまったり・・・。
毛皮は、目立つ汚れがなくても、3年に1度を目安にクリーニングに出しましょう。
毛皮のコートのクリーニング料金
水洗いできない上、特殊な技術を必要とする毛皮のコートのクリーニング。
どこに持ち込めば良いのか考えてしまいますよね。
でも町のクリーニングチェーン店から宅配クリーニング、毛皮専門クリーニング店まで引き受けてくれるところは意外と多いんです。
とはいえ自社で毛皮用のクリーニング設備を持っているところは多くないのだそう。
それだけ難しい毛皮のコートのクリーニングですから、料金はどうしても高額になります。
ハーフ丈で約8,000円~、ロング丈だと約10,000円~が目安です。
店舗型と宅配型の毛皮クリーニング料金比べ
気になる毛皮のクリーニング料金を店舗型と人気の宅配型で比べてみました。
白洋舎 | |
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ハーフコート | 7,500円 |
コート | 8,500円 | ポニークリーニング |
ハーフコート | 10,000円より |
コート | 10,000円より | リネット(宅配) |
ハーフコート | 13,000円 |
コート | 15,000円 |
店舗型と宅配型のメリットとデメリット
店舗型と宅配型にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
店舗型のメリット・デメリット
店舗型のメリットは、何と言ってもお店の人と顔を合わせられる事です。
毛皮は値段の張るものですし、クリーニング料金も安くありません。
そして、一口に毛皮と言っても種類も様々です。
クリーニング方法や、クリーニングするリスクなども直接聞くことが出来て安心です。
デメリットは?というと、近所に毛皮を扱うクリーニング店があるとは限らない事です。
かさばる毛皮を持って、クリーニング店をあちこち探すのは大変な苦労ですよね。
値段にもかなりばらつきがあるので、事前によく確認しましょう。
宅配型のメリット・デメリット
宅配型のメリットは、やはり重くてかさばる毛皮を持ち運ばなくても済む事です。
また、近所に毛皮を取り扱うクリーニング店がなくても、宅配なら自宅まで取りに来てくれます。
最近は、持ち運びの手間がない宅配クリーニングを選ぶ人が増えています。
逆にデメリットは、預ける人の顔が見えないことでしょう。
高価な品物を預けるのは、勇気がいる事ですよね・・・
顔の見えない相手に預けるのは、いささか心配な面もあるかもしれませんね。
また、宅配型のほうがクリーニング料金も割高な傾向にあるようです。
宅配型クリーニングは、お客様のそんな不安を減らすためにホームページに詳細な情報を載せたり、メールや電話で質問を受付けたりしています。
毛皮のランクによってもコートのクリーニング料金が変わります
毛皮はその希少性によって、細かくランクが分かれています。
コートのクリーニング料金も、AとEランクを比べると、3倍近い開きがあります。
- Eランク クリーニング料金目安 約10,000円前後
ラビット、ラム、シープスキン等 - Dランク クリーニング料金目安 約15,000円前後
リス、狸、ラクーン、ムートン、ベビーラム、ワイルドキャット等 - Cランク クリーニング料金目安 約16,000円~20,000円前後
フォックス、イタチ、ジャッカル、アメリカンブロードテール等 - Bランク クリーニング料金目安 約18,000円~25,000円前後
ビーバー、ヌートリア、テン、レオパード等 - Aランク クリーニング料金目安 約25,000円~30,000円前後
セーブル、チンチラ、ミンク、リンクス等
毛皮コートのクリーニングは安いところでも大丈夫?
毛皮のコートのクリーニング代って高いから、ちょっと躊躇しちゃいますよね。
そこで見つけた、安いクリーニング屋さん、本当にだいじょうぶ?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まず、クリーニング店を選ぶ時に、毛皮コートのクリーニングについて実績があるか?ネットなどの口コミで評判が良いか?を見ます。
そして、店員さんの対応が良いかも大切です。
質問に対して的確に答えてくれたり、わからないところは自己判断せずに聞きにいってくれたりする店員さんであるか確認しましょう。
親身になってくれる店員さんであれば、トラブルが起きた時でも、丁寧な対応をしてくれることが多いです。
ミンクなどの毛皮のマフラー、ショールのクリーニング料金は?
毛皮のカラーやマフラーやショールの料金相場は、3000円~5000円位になります。
一見汚れていないように見えても、首などの肌に触れる機会も多いので、3年1回はクリーニングに出すことをおススメします。
カビや変色 毛皮やファーがこんな状態になったら、クリーニングへ
毛皮やファーのこんなトラブルには、クリーニング店が力になってくれます。
ファーの毛がぺったんこになったらクリーニング
ファーの毛が寝た状態になってしまった場合、もとのふんわり感を取り戻す方法が!
クリーニング店では、グレージングマシーンと呼ばれる機械を使って毛を立たせ、ツヤや風合いも復活させるサービスがあります。
毛皮専門店での取り扱いが多いサービスです。
ミンクなどのファーのマフラーにカビが生えてしまったらクリーニング
ただでさえ、落ちにくいカビが、もしファーに生えてしまったら、一般の人にはとれません。
無理してカビを落とそうとすると、毛が抜けたり、変色したりの原因に。
毛皮のクリーニングのプロにまかせた方が安心です。
今度こそは、カビを発生させないために、次のお手入れ方法を参考にしてみてくださいね。
ラビットファーなどが緑に変色してしまったらクリーニング
毛皮のトラブルで意外と多いのが緑への変色。
ふと気づいたら色が変わってしまっていたってことがあるんです。
原因は主に蛍光灯や日光などの光だと言われています。
クリーニング店に相談すると、補色や染色などで目立たなくしてくれますよ。
ファー(マフラー)の自宅のお手入れ
毛皮は基本的に水洗いできません。
そこで、ファーの汚れを拭き取る方法でケアをします。
- 洗面器などに、シャンプーを5CC(小さじ1杯程度)を垂らして、洗濯液を作ります
- その洗濯液にタオルをつけて、きつく絞り、ファーを拭きます
- 1と同様に今度はリンスで洗濯液を作り、拭きます
- 10倍に薄めたお酢で拭き取ります
- 風通しの良いところで、陰干ししましょう
- 乾いたあとは、手でならして、フワッと仕上げます
ポイントは優しくふくことです。
毛皮は保管方法や手入れが大事!
毛皮は保管方法やお手入れがとても大切です。
とにかくしっかりと汚れを落として、ブラッシングで毛並みを整えましょう。
また、湿度や温度に注意して保管しましょう。
紫外線や蛍光灯の光にも注意が必要です。
クリーニングなどでしっかり汚れを落とし、保管環境を整えて毛皮のキレイをいつまでも保ちましょう。