大切なウェディングドレスやパーティードレスはいつまでもきれいにしておきたいもの。
でも夢のひと時を過ごしたあと、「クリーニング、どこに出すの?」「いくらかかるの?」と気になることは多くありませんか?
思い入れのあるドレスクリーニングについて説明します。

ウェディングドレスはきちんとクリーニングしてから保管しましょう

ウェディングドレスは、半日以上着用する上、会場やお庭などで裾をひきずったり、お料理を少しこぼしてしまったり、意外と汚れているんです。
「目立つ汚れはないし、もう着ることもないし」なんて、そのままクローゼットにしまってはいけません!
きちんとクリーニングして、思い出と一緒に大切に保管しましょう。

目次に戻る

ウェディングドレスはどこでクリーニングできるの?

「ウェディングドレスがクリーニング店にかけられているのなんて見たことない!?」と思いませんか?
でも実は、大手クリーニングチェーンや宅配クリーニング店でウェディングドレスを引き受けているところは多いんです。

宅配クリーニングなら楽々綺麗に

嵩張るウェディングドレスをクリーニング店に持ち込むのはたいへんですよね。
その点宅配クリーニングなら、ネットで申し込みを済ませれば、あとは宅急便で送るだけ。
楽々綺麗になっちゃいます。

おすすめは高級品専門の宅配クリーニング

大切なウェディングドレスですから、クリーニングもどこでも良いというわけにはいきません。
高価な素材や、細かな装飾に気を付けてきちんとクリーニングしてくれるところを選びましょう。

宅配クリーニングの中には、高級品専門を謳うハイグレードなところもあります。

衣類のエステと呼ばれるピュアクリーニングプレミアムのHPを一度のぞいてみてくださいね。


目次に戻る

ウェディングドレスのクリーニングの料金はどれくらい?

ウェディングドレスのクリーニングの値段は、いくらくらいなのでしょうか。

ウェディングドレスのクリーニング料金は、付属品もあわせて20,000円前後

ウェディングドレスのクリーニング料金は、ドレス本体だけでおよそ10,000円~15,000円が主流です。

これに加えて、ベールやペチコート、グローブがそれぞれ1点につき+1,500円~2,000円。
トータルでは、15,000円~25,000円前後の料金になることが多いようです。

ウェディングドレスのクリーニングは、業者によって料金設定が違うので注意!

一部には、付属品は何点でもOK、往復送料や染み抜き、保存袋まで込みの定額料金という業者もありました。
付属品が多い場合など、こちらの方が割安になるという人もいるかもしれませんね。

逆にドレスの素材やデザイン、ビーズやスパンコールの有無などによって、細かく料金を分けているクリーニング店も!
こちらのケースでは、事前の料金確認が大切です。

ウェディングドレスのクリーニングの染み抜きには別料金がかかります

染み抜きについては、ほとんどのクリーニング店で別料金となります。
また種類によっては対応できないと断られることがありますので、こちらもお店の方とよく話をしてからお願いするようにしてください。

目次に戻る

ウェディングドレスならではのクリーニング付帯サービス

ウェディングドレスには、特別な思いがこもっているもの。
その思いを長く大切に受け継ぐためのサービスがあります。

ウェディングドレスをきれいなまま保存できるクリーニングの真空パックサービス

思い出のウェディングドレスもクローゼットの中で嵩張ってしまっては、いつの間にか邪魔者扱いとなりかねません。
また長い期間の保管を考えると変色やカビも避けたいもの。

4,000円前後の加工賃で、真空パック(無酸素パック)にしてくれるサービスもありますので、利用してみてはいかがでしょう?

アンティークのウェディングドレスもクリーニングしてもらえます

祖母や母が着たウェディングドレスで挙式したいなどの要望に応えるため、着用前にアンティークドレスをクリーニングするサービスがあります。
古い布地を傷めないよう、繊細な技術で丁寧にクリーニングを行ってくれるそう。

またシミやほつれのある古いドレスを復元できるクリーニング店もあるので、祖母や母のドレスを着たい!と思ったら一度相談してみるのも良いですね。

ウェディングドレスを子ども服へリフォームしてくれるクリーニング店も

ウェディングドレスをきれいにクリーニングした後、子どものベビードレスやお宮参り着にリフォームしてくれるサービスがあります。
ママのウェディングドレスが可愛いベビー服になるなんて素敵ですよね!

目次に戻る

パーティードレスもクリーニングできます

お友達や親戚の結婚式、ドレスコードのある張り切り女子会など年に1・2度、または数年に1度着る機会のあるパーティードレス。
汚れが目に見えなくても、着用の度クリーニングに出す人が多いようです。

パーティードレスのクリーニング料金

街のクリーニング屋さんも宅配クリーニング業者も、ほとんどのところがパーティードレスのクリーニングを引き受けています。
料金は1,600円位から8,500円位まで、それはもうまちまち。
どうしてこんなに差があるのでしょうか?

クリーニング料金はドレスの素材やデザインで変わる

実は、基本の料金はいずれも1,800円~2,400円程度と、それほど差はありません。
しかし、素材やデザイン、装飾品の有無によってクリーニング料金が加算されていくのです!

例えばあるクリーニング店では、絹・ベロア等の上質素材は+480円、レース・フリル・プリーツ等の装飾もそれぞれ+330円、フェイクファーやボアがついていると+760円、リアルファーがついていたりしたら+4,000円というぐあいに増えていくことがあります。

高価なパーティードレスはぜひデラックスクリーニングを

また、高価なドレスだと、通常のクリーニングではなく、デラックスクリーニング等を勧められることも多いです。
デラックスクリーニングの場合、料金が通常クリーニングの2~3割増になることもあります。
しかし、また繊細なドレスの素材や、凝ったデザインは普通のクリーニングでは不安があります。
クリーニングの内容について納得できるようであれば、なるべくデラックスクリーニングでお願いするようにしましょう。

目次に戻る

パーティードレスがクリーニングから戻ってきたあとの保管の仕方にも注意!

戻ってきたパーティードレスを、クリーニング店のビニール袋に入れたまま、クローゼットにしまってはいけません!
必ずビニールを取り外し、風通しの良い日陰に干してからにしましょう。
これはパーティドレスに限ったことではありませんが、着用の機会が少ないだけに、特に注意が必要です。

ビニールを外した方がよい訳は、

  • クリーニングで使用した石油系溶剤が揮発してビニール袋内にこもり、着用時に化学やけどを起こすことがある。
  • ビニール袋をかけたままにすると湿気が発生し、カビや黄ばみの原因となる。
  • ビニールの中には透明度を保つため酸化防止剤を使用しているものがあり、まれに白い衣服が変色することがある。

からなのです。

また、型崩れを防ぐために、ハンガーもドレスの型にあったものを使用しましょう!

v
目次に戻る

ドレスのお家での洗濯する場合のポイント

オーガンジーなどのレースやフリルを細い糸でぬっているドレスは、本当はクリーニングを避けた方がベターです。
しかし、どうしても自宅でドレスを洗濯したい場合は、次のことに気を付けます。

ドレスについている洗濯タグが、手洗いや洗濯機洗いが可能になっているか?

そもそも水洗いが可能かどうか確認します。

手洗いで30℃以下の水・・・など洗濯タグにはそのドレスに適した洗濯方法がのっていますので、それに従いましょう。

洗剤は中性洗剤を使う

ドレスを塩素系などの漂白力の高い洗剤で洗ってしまうと、色あせなど生地を傷める原因になってしまいます。

ドレスを洗う時は、中性洗剤を使って洗いましょう。

ドレスの洗濯前にコサージュなどの取り外しが可能な物を外す

ドレスを洗う前に、コサージュなどの取り外せるものは、すべて外すようにします。
そのまま洗濯してしまうと破損の原因になってしまいますので、念入りにチェックしましょう。

ドレスを水につけっぱなしにしない

ドレスを水や洗剤を入れた液体に、つけっぱなしにするのはやめましょう。
色あせや縮みなどの原因になります。

ドレスの洗濯手順

ドレスは次のような手順で洗います。

  1. 中性洗剤をお湯などに溶かします
  2. ドレスのチャックやフック、ボタンなどはすべて閉じ、裏返しにします
  3. ドレスをやさしく押し洗いしましょう
  4. すすぎ残しがあると、変色の原因になりますので、しっかりすすぎます
  5. 干すときは、ハンガーにかけてタオルドライをした後、日陰で干します

ドレスに乾燥機を使うと、縮んだり、型崩れしたりなどの原因になってしまいますので、絶対にやめましょう。

ドレスのアイロンがけ

ドレスを洗濯した後や、着用ジワが出来た時、アイロンがかけられるドレスであれば、アイロンをかけます。

アイロンがドレスにつかないようにして、スチームで様子をみながら、シワを伸ばしていきます
あまり近づけすぎると溶けることもありますので、気をつけましょう。