クリーニングに出したスーツのボタンが割れている!
ヒビが入っていたり、欠けていたり…。
そんな経験ありませんか?
でも、クリーニング屋では「ボタンは消耗品なので保証の対象外」というのが一般的。
どうしても自分で対処することが多くなります。
そこで、ボタンが割れてしまう原因やボタン割れの予防・対策をまとめてみました!
ボタンが割れてしまう原因は?
クリーニングの途中で、ボタンが割れるのは「洗い作業中」と「プレス作業」のどちらかです。
洗濯槽の中で受ける衝撃とプレス中の高熱・圧力によるものがほとんどです。
繰り返し着用している間の乾燥も大きな原因です。
ボタンを割らないための当て布を
クリーニング工場ではボタン割れを防ぐために、鉄板とスーツの間に厚めの布を挟んで衝撃を吸収し、傷つけないようにしています。
布は何回もプレスするとだんだん薄く、硬くなりますので定期的に交換が必要です。
お店によってはこの交換時期が遅く、硬くなった布と鉄板でプレスすることでボタン割れの危険が高まります。
この衝撃を吸収する布団は結構高いので、なかなか交換しないお店もあるんですよね。
メーカーは5000枚から1万枚のプレスで一度替えるよう薦めています。
信頼できるクリーニング店の選び方
襟・カフス仕上げ機のパットの交換を定期的に行っているか?
プレス機にコゲつきなどがあるお店は、機器の管理が雑な印象があります。
機械のメンテナンスが行き届いているお店は商品を丁寧に扱っています。
洗濯機内の衝撃に耐えられるように対策がとられているか?
衝撃を緩和する保護材などが使われていれば、ボタン割れに対する意識が高い事が分かります。
工場スタッフや従業員が、たかがボタンと軽くみていないか?
これらの質問をした時の受け答えが「ボタンは割れるもの」というあからさまな態度では、防げるものも防げません。
ボタンは消耗品だが、割れないような努力や意識を感じられるお店が望ましいですね。
割れやすいボタン(なるべく避けた方がよいもの)
貝ボタン
熱には強いが、衝撃にとても弱いです。
乾燥しやすく、欠けやすいのも弱点です。
※プラスチックボタンとの見分け方
- 硬めのものそっと叩くと「カチカチ」と石を叩くような音がする。
- 指で触ると冷たく感じます。
- 裏をみると自然の柄がついています。
水牛ボタン
こだわりのボタンの中でも高級なのが水牛ボタンです。
色によって値段が違い、白っぽいほど高価です。
熱や力に弱く、非常に割れやすいボタンです。
また、水にも弱く水分や油分が抜けて白くなってしまいます。
厚みのあるものや角のあるデザイン
ボタンに厚みがあるとプレス機にあたりやすく、割れやすいです。
角があるものも当然プレス機にあたりやすくなりますね。
特徴のあるボタンも同様に、でこぼこした部分はあたりやすく、欠けやすいのです。
ボタン割れを防ぐためにできる事
消耗品とはいえ、なるべく大事に、割れないようにしたいですよね。
ボタン割れを防ぐには以下の方法をお試し下さい。
- 手仕上げプランを選ぶ
- 割れにくいプラスチックボタンのスーツを選ぶ
- アルミホイルを大きめに切ってボタンに巻く
それでも割れてしまった時には・・・
クリーニング店に相談してみましょう。
法的拘束力はないし、ボタンの破損はボタンの破損の賠償には応じないお店がほとんどです。
でも、近いタイプの似たボタンに付け替えてくれるお店も多いです。
そのボタンが気にいる、いらないはあるかもしれませんが、お店の誠意は感じられますね。
もし、ボタンが割れてしまったとしても、最善をつくしても割れてしまったんだなぁと思える。
そんな信頼できるお店が見つかるといいですね。
ボタンの付け替え無料の宅配クリーニング
そこで、最近人気上昇中の宅配クリーニングの中に、ボタンの付け替えが無料でついている所を見つけました。
例えば、8つのおせっかいがうたい文句のリナビス。
ボタンの付け替えの他、毛玉取りや簡易しみ抜きが無料です。
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