スーツカビが生えてしまった場合は、クリーニングに出してもいいの?」

しまいっぱなしにしていたスーツを久しぶりに出して来たら、カビが生えていたり、カビ臭かったりしたらショックですよね。

この記事では、カビの生えたスーツがクリーニングに出せるかどうかと、カビを防ぐ7つの対策をお話しします。

カビの生えたスーツもクリーニングできます

スーツにカビが生えてしまった場合でも、基本的にはクリーニングは可能です。

ただ、あまりに重度で生地が傷んでしまっている場合は取り扱えないことがあります。
せっかくカビがとれても穴が開いてしまったり、色が抜けたりして着られないほど重度なケースは受付られないことも・・・
高いしみ抜き代が無駄になってしまいますからね。

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カビの生えたスーツをクリーニングに出した場合の料金

カビの生えたスーツをクリーニングに出した場合、かかる料金は、通常のスーツクリーニング料金+500円~1500円が相場のようです。

軽い白カビで範囲も広い場合は、ウエット洗いで全体を洗います。
表面の胞子だけとれても、種が残れば再びカビになるので消毒も必要です。

重度のカビはしみ抜きになり、広範囲だと高額になるし、生地が傷んでいる可能性があります。
時間が経てば経つほど、スーツのカビはとれにくくなるので、早めにクリーニング店に持って行きましょう。

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スーツのカビの染み抜き、クリーニングに出したらどれくらい時間がかかる?

スーツに生えているカビの程度にもよりますが、だいたい2~3日位の日数で戻ってくることが多いようです。
全体的なカビを丸洗いでとる場合は、比較的早く2,3日で仕上がります。

でもしみ抜きとなると1週間程度かかることも少なくありません。

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スーツのクリーニングはどのくらいの頻度が良い?

スーツのクリーニングの頻度は、だいたい1シーズンに1回が良いとされています。
なぜなら、あまりに間隔をあけないでクリーニングに出すと、生地が傷む原因になってしまうからです。

また、夏場は汗や臭いも気になるので、多少早めにクリーニングに出したほうがいいでしょう。
汗や汚れもそのまま時間がたつと、もっと生地が傷むことになるのです。

次に書いたカビの原因と対策で、スーツのお手入れをすることでクリーニング頻度を下げることができます。

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スーツがカビてしまう原因は湿気と衣類の汚れ

スーツにカビが生える大きな原因は「湿気」です。

スーツはTシャツなどに比べて、生地が厚く、湿気がこもりやすい服です。

また、衣類についた食べこぼしや、体から出る汗や皮脂などもカビのエサになるんですよ。
スーツはワイシャツなどに比べて頻繁にクリーニングに出さないため、クローゼットにしまいっぱなしのことも多くカビが生えやすくなります。

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スーツにカビを生やさないための7つの対策

クリーニング後、クローゼットにしまいっぱなしになるスーツは、カビと隣り合わせです。
スーツにカビが生えるのを防ぐために、次の事に気をつけて保管するようにしましょう。

スーツにたまったカビの原因、湿気を2~3時間乾かす

スーツなど着た洋服は汗などの湿気やホコリなどを吸って汚れています。
そのため、スーツを脱いだらすぐクローゼットに戻すのはNG。
カビが生える原因になってしまいます。

スーツ用のブラシでブラッシングして、2~3時間ハンガーにつるした後乾かしてからしまうようにしましょう。

スーツがクリーニングから戻ってきた時も、同じように乾かしましょう。
とにかくしっかりと乾かすことがカビを防ぎます。

スーツがクリーニングから戻ってきたら、ビニールを外してカビを防止

スーツを包んでいるビニールの袋はホコリ除けなので、通気性が良くありません
スーツがクリーニングから戻ってきたらビニールカバーを外し、2~3時間日陰干しをしてからしまうようにして、カビを防止しましょう。

カバーをかけるなら、不織物など通気性の良いものを使用してください。

「虫干し」しないまでも、2~3週間に一度、クローゼットに風を通してカビ対策

虫干しとは、衣類を出して日光に当てて、湿気やカビ、防虫対策をすることです。
しかし、スーツを日の光に当てすぎると生地が変色する可能性もあり、またすべてのスーツを出すとなると結構大変です。

そこで、2~3週間に一度、天気の良い日が続いた時を選んで、クローゼットの扉を開けて、風を入れるようにしましょう。

すると、クローゼット内の湿気が減り、クリーニングに出してしまいっぱなしの洋服などスーツ以外の衣類のカビ対策にもなります。

スーツを保管する前に、クリーニングで防カビ・汗抜き加工をしてもらう

毎回スーツにカビが生えてしまう。

そんなときは、スーツを保管する前に、クリーニングに出して防カビ加工をオプションでつけるのもいいですね。

また、ドライクリーニングでは取り切れない汚れを汗抜き加工で完全に取ってからしまえばカビのリスクを減らせます。

防カビ・汗抜き加工の料金は、スーツのクリーニング料金+300円~1500円位です。

スーツをしまう時は、カビ防止に服と服の間隔をあけて

もうしばらく着ないスーツでも、良く着ているスーツでも、クローゼットにしまう時は、間隔をあけて保管するようにしましょう。

服同士が密着していると、どうしても湿気がこもりやすくなってしまいカビの原因に。
特にクリーニングに出した後は、油断しがちですが、次に着る時のために間隔を少し開けるようにします。

スーツのカビを防ぐために、クローゼットを閉め切らない

クローゼットを閉め切っていると、当然ながら湿気がこもります。
それでなくとも、スーツは生地が厚いので、水分を吸収しやすい衣類です。

クローゼットは、お客様が来た時だけ閉めて、普段は少しだけ開けておきましょう

スーツにカビを生やさないために、たまにチェック

クリーニングに出した後、しまいっぱなしにしているスーツにカビが生やさないためには、タイミングを見てチェックすることが大切です。
防虫剤を替える時、衣替えのタイミングなど、自分でスーツをチェックするときを決めることで、カビを防ぎましょう。

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スーツのカビを自宅で落とすのは危険!

もともと洗濯に向いていないスーツを、自宅でクリーニングするのはNGです。

また、カビは根が深いので、しっかり落としきれない上に生地を傷めてしまう原因になってしまいます。

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スーツにカビが生えたら早めにクリーニング!宅配・集配なら楽チン♪

時間が経てば経つほど衣類の汚れは落としにくくなる
それはカビも一緒です。

そのため、スーツにカビを発見したら早めにクリーニングに出すようにしましょう。

もし、クリーニングに持っていく時間がない場合は、宅配クリーニングに頼めば持ち運びしなくてすむので、時間の節約になります。

面倒なクリーニングは、なるべく楽して利用したいですよね。

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どうしてもスーツにカビが生えやすい、そんな時はクリーニングの保管サービスを利用する

スーツをクリーニングに出して保管しているのに、毎年のように、カビが生えてしまったり、礼服などあまり頻繁に使わないスーツにカビが生えてしまったりすることもあるかもしれません。

そんな時は、スーツ自体よりも保管する環境がスーツに適していないことも考えられます。

でも、すぐ引っ越しなんてできませんし、忙しいのに保管している衣類のことばっかり考えていられませんよね。

そこで、スーツにカビを生やさないために、宅配クリーニングの保管サービスを利用するのはいかがでしょうか。

例えば宅配クリーニング大手のリネットでは、ファッションブランド水準の保管専用ルームでスーツを保管してもらえます。
また、シーズンオフの間に預かってもらえれば、その分収納スペースがあくので、他の衣類をいれられるのも大きなメリットです。

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