「あれ?クリーニングに出したらワイシャツの襟がキツい!?」
なんて言ってる旦那さんいませんか??
「あなた~また太ったんじゃないの~!?」なんてつい言っちゃったけど、あながちそうじゃないかも・・・
実は、ワイシャツの襟や袖って普通に縮むんですよ。
そこで、ワイシャツが縮んでしまう原因は何なのか?縮んでしまったワイシャツを直す方法について書いてみます。
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ワイシャツがクリーニングで縮んでしまう原因
昔に比べて、今は生地も機械もよくなったのでワイシャツ襟が縮むケースは減りました。
でも、衣類である以上縮みはなくならないんです。
ズバリ!!ワイシャツが縮む原因は2つあります。
- 芯地が縮む
- 表地が縮む
芯地も表地も布(繊維)なので、素材や使用頻度によって縮むし、収縮率も違います。
各ワイシャツメーカーさんも、縮まない芯地の研究をしたり、縮ませない努力をしている所もあります。
特に縮むのはトップヒューズ芯!
ワイシャツの芯には2つの種類があります。
- トップヒューズ芯
- フラシ芯
この2つのうち、特に縮むと言われているのが「トップヒューズ芯」です。
トップヒューズ芯とは
襟芯(布)を接着剤で襟にくっつけたものです。
イメージは裾上げテープやアイロンでつけるタイプのお名前シールのような感じです。
ちなみにフラシ芯には接着剤は使われておらず、柔らかく自然な着心地です。
トップヒューズ芯は比較的安価(¥5,000以下)のワイシャツに使われていることが多く、全ワイシャツのうちの90%を占めています。
とはいえ、最近はブリオーニ(1枚60,000~70,000円の高級ワイシャツ)にもトップヒューズ芯が使われているというので驚きです。
これがトップヒューズ芯です!!
ワイシャツの襟を分解して、トップヒューズ芯がみえるようにしてみました。
写真では少しわかりにくいかもしれませんが、襟と芯地が接着剤でくっついています。
かなり、ガッチリとくっついていて、剥がそうとしてもなかなか剥がれないんですよ。
ためしに剥がしてみようと、ひっぱってみましたが剥がれませんでした。
この接着剤が熱で溶けたり、劣化で剥がれたりして縮むんですね・・・
トップヒューズ芯のメリット・デメリット
トップヒューズ芯にもメリット・デメリットがあります。
-
【トップヒューズ芯のメリット】
- 芯が接着されているので仕立てやすく、大量に生産しやすい
- 値段が安価なものが多い
- 襟もとがパリッとするのでスタイリッシュ
- 着心地が硬い
- 高温で接着剤が溶けて縮む
【トップヒューズ芯のデメリット】
ワイシャツを縮ませない予防法
確実に縮ませないのは難しいのですが、縮みにくくする方法はあります。
- 自宅で洗ってアイロンする
- クリーニングはオープンシャツ扱いで
トップヒューズ芯が溶けるのは160℃以上の高温です。
自宅で残り湯洗濯と、アイロンの温度を140℃以下に抑えれば、縮みは軽減します。
ワイシャツ扱いでクリーニングすると、湯音は50~60℃という高温で洗われます。
オープンシャツはせいぜい40℃程度のお湯で優しく洗います。
仕上げはハンドアイロンでの手仕上げでキレイに仕上がります♪
ちょっと値の張るワイシャツにはおすすめです。
縮んでしまったワイシャツを戻すには?
衣類や繊維(特に綿、レーヨン等)が縮むのは、程度の差はあれ、どうしても避けられません。
が、縮んでしまったワイシャツを元に戻すに、この方法をお試し下さい。
- 自宅でアイロンをかけ直す
- クリーニング店に持ち込む
まず、一度洗い直してしっかり濡らします。
襟をひっぱって、のばしながらアイロンをかけます。
ストレッチプレス機が導入されているクリーニング店で相談してみましょう。
これは100万円程もするプレス機で、かなりの力で伸ばしてくれます。
縮みを伸ばすには「蒸気による熱と湿り気」「左右に引っ張る力」「伸ばしたものを固定させる力」が必要です。
一度元に戻っても、湿気などでまた縮むこともあるようです。
縮ませたくない!大切なワイシャツは高級衣料専門のクリーニング店へ
どうしても縮ませたくない大切なワイシャツには、最初から高級衣料専門のクリーニング店にクリーニングをお願いするという選択肢も。
そんなクリーニング屋さん、どこにあるの?とお思いの方に紹介したいのが「ピュアクリーニング」です。
ピュアクリーニングは、高級衣料専門の宅配クリーニング。
あらかじめネットで申し込みを済ませれば、あとは都合の良い時に宅急便でポン!
忙しい方にもピッタリです。
是非一度レビュー記事ものぞいてみてくださいね。
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