こんにちは!元クリーニング店長ザブ子です。
いきなりですが、スーツやワイシャツは、肘や袖口が一番擦れますよね。
ズボンはもちろん膝と裾口がダメージが大きいです。

これらの場所は、摩擦でテカるし、擦り切れるのはアタリマエ。
でも、自然の摩擦で擦り切れても、クリーニング屋が悪くなる場合もあるんです。
そこで、ワイシャツにかかわる注意点をザブ子がまとめます。


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破れてしまったワイシャツ

ある日のクリーニング店にやってきたご婦人。
穏やかだがキッパリと言い放つには「先日出したワイシャツが破れてたわよ」との事。

息子さんのだというそのワイシャツを見ると、右の肘が破れてパックリと穴が開いています。
でも、よくよくみるとそのワイシャツ、傷んでいるのは破れた肘だけではありません。
襟や袖口も生地が薄れ、かなり長く酷使されていた様子です。

「うわぁ~息子さん、勤勉な方なんですね~」とお声をかけました。
すると、ご婦人はいかに我が息子が勤勉で、働き者であるかを切々と語り始めた。(笑)

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右利きは右側が傷みやすい

その息子さんが勤勉なのは結構な事だが、問題は破れたワイシャツの原因です。
聞けばそのワイシャツは2~3年前に買ったお気に入りで週2、3回着ているとの事でした。

一般的に言われているYシャツの耐用年数は、綿、ポリエステルで2年と言われています。
また、右ききのサラリーマンさんは、書き物なども右手を使います。
そのため右側の摩擦が多く、傷みも早いと想像が出来るのです。
今回のこのワイシャツも、使用による擦れで生地が薄くなったところに、クリーニングの圧力がかかって敗れてしまったようでした。

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弁償はいたしますが・・・

本来は寿命だったワイシャツとはいえ、クリーニングがきっかけで破れたのは事実です。
地域の1番店を謳っているクリーニング店としては、シランプリもできません。
ここは、お客様との交渉の上、買値の半額を現金でお返ししてご納得いただきました。

ただ、クリーニングがきっかけにはなったが、すでにワイシャツの限界を超えるほどよく着たことや、他にも擦れて傷んでいて、寿命である事も分かってもらったケースでした。

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綺麗で楽だが傷みが気になるクリーニング

ワイシャツは、サラリーマンならほぼ毎日のように着るものです。
その分、当然傷みも早く、持っている枚数によって寿命も変わります。
一般的には、少なくとも5~6枚をローテーションし、週に2回以上は着ないようにしたいです。

また、クリーニングは高圧、高熱がかかるので、残念ながら傷みは早いんですよ。
あまりやみくもにクリーニングに出さず、汚れがひどい時だけにするなど工夫してみてもいいですね。

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自宅洗いのコツ

長持ちさせるには汚れをつけないようにするのがコツです。

➀襟にしっかりノリづけをして、襟汚れをつけない。
➁襟にベビーパウダーを少量叩いておく。
➂水ではなく40度位のお湯で洗う。
➂洗う前に襟、袖に食器用洗剤をつけておく。

ちょっとしたコツで、ワイシャツを長持ちさせましょう。

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