排泄物のついた布団 ～元店長ザブ子のつぶやき13～

こんにちは～クリーニング屋元店長ザブ子です( ｀ー´)ノ
みなさん、もしお布団に〇ンチが付いてしまったらどうします？？

もし、ザブ子なら、古いお布団なら捨てるし、そうでなければお風呂で洗おうかな・・・
今日は、〇ンチのついたお布団がクリーニング屋にやってきたお話しです。
（お食事中の方、ごめんなさい💦）

「え～！〇ンチの付いたものをクリーニング屋に持っていくなんて～アリエナイ～」
そういうあなたはとっても素敵な常識人(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡

でも、汚物のついたものは、時々クリーニングにやってきます。
飲みすぎた翌日の吐しゃ物で汚れたスーツとかね（笑）
（心当たりありませんか？ご注意を！）

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この日、ザブ子の店にやってきたのは犬の〇ンチのついたお布団。
お客さま「いやぁ～家の犬がやっちゃってさ～これ、大丈夫？？」

・・・いや・・大丈夫ではないから・・・

排泄物、嘔吐物、血液のついた洗濯物は、基本クリーニング屋ではお預かりできません。

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排泄物、嘔吐物、血液のついた洗濯物は、クリーニング業界では「指定洗濯物」といいます。
感染の恐れのあるものは、クリーニングをお断りしてもよいのです。
その汚れたものと自分のを一緒に洗われたら、たまりませんよね。

むしろ、それを消毒する設備を持っていないクリーニング屋は、預かってはいけないのですよ。
保健所からも指導されてしまいます。

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でも、汚れた部分を内側に丸めて、こっそりと持ち込まれるお客様もいるんです。
見つけて聞いても「いや、違う」と認めなかったり、と様々です(;^ω^)
そんな時にはウイルス感染予防の手順で消毒をしてからクリーニングします。

消毒の方法は塩素系の漂白剤（ハイターなど）水1ℓに10㏄に30分以上浸けこむ。
でも、これは色が落ちるので、白いものにしか使えません。
次に高温処理ですが、85℃以上の熱湯に1分以上つけるか、高温乾燥機で30分以上回す方法があります。

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当時、ザブ子の店では汚物のついたものは、定額の3倍料金という規定になっていました。
今回の〇ンチつき布団のお値段は¥2,980の3倍なので、¥8,960という高額になってしまいます。

このお布団、一度お断りしましたが、お客様の希望により￥8,960でお預かりいたしました。
高温での乾燥処理とW消毒でキレイに仕上がりましたよ。

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とはいえ、ここまでの料金で洗いに出すお客様はまれです。
大抵は生地の傷みは覚悟して、ダメ元で自宅で処理する方が多いです。

もし、どうしてもな時にはビニール袋に入れて口をしばってご来店下さい。
相談にのることは可能なので、ケースによって良いアドバイスがもらえるかもしれません。