こんにちは~元店長ザブ子です(*´ω`)
みんな一つは持ってるダウンジャンパーやコート。
暖かい!軽い!冬のマストアイテムですよね。

その中でも「モンクレール」や「家政婦の三田」で松嶋菜々子さんが着てた「デュベチカ」など高級ダウンも人気です。
でも、高級ダウンは取り扱いもなかなか難しいんですよ。


スポンサードリンク

偽物に注意せよ

ザブ子が店長だった頃、各店舗にこんなお知らせが回ってきました。
「モンクレール・デュベチカの偽物に注意せよ!」
モンクレールやデュベチカって10~20万円するものもありますよね。
当然、偽物が出回ります。

今の偽物って、ものすごく出来がいいんです。
パッと見ただけでは偽物だとはわかりません。
ロゴなどみても本物と見分けがつきません。
でも・・・中身の羽のクオリティが全く違うんですよ。

目次に戻る

高級ダウンがペッチャンコに・・・

その事故事例というのが、洗ったダウンがペッチャンコになってしまったものがほとんど・・・
あんなにふっくらしていたダウンジャンパーがビックリするくらい潰れてしまうんです。

目次に戻る

羽の油分が抜けてしまうドライクリーニング

ダウンジャンパーは基本、ドライクリーニングでなく、水洗いになります。

なぜ水洗いかというと、ダウンの中身は水鳥の羽です。
水鳥は動物なので、ドライの石油溶剤で洗うと油性同士なので油分が抜けてしまいます。
そのため、ドライクリーニングではなく、水洗いをします。

でも、外側の生地がウールやツイードだったりすると水洗いができないのでドライクリーニングになるのです。

目次に戻る

くるくる回らない乾燥室があるお店

ダウンクリーニングの事故トラブルの原因は大体が乾燥にあります。
乾燥が不十分なため、羽が固まったり、偏ったりします。

メーカーさんのほとんどが洗濯表示にタンブル乾燥✖になっています。
これは乾燥機を使わず、自然乾燥をしなさい、という意味です。
この自然乾燥がトラブルの元なんですね。
時間をかけて乾かすと、羽がほぐれずに乾ききらなかったり、生地の縫い目が乾ききらずにシミになったりするんです。

タンブル乾燥機(くるくる回る乾燥機)の他に、吊るしたまま乾かせる乾燥室があるお店は、短時間で乾かす事が出来ます。
乾燥室設備のあるクリーニング屋は、乾燥不足の事故は少ないので、そんなお店を選んだ方がいいですね。
ですから、高級ダウン専門、もしくは得意としているお店があるのです。

目次に戻る

偽物でも本物でもダウンは難しい

そういう訳で、偽物は羽の品質も悪くその分トラブルにもつながる確率も高いです。
でも、結局は偽物だから事故になるのでなく、ダウンの乾燥はとても難しいのです。

でも、ダウンのクリーニング代は割高で2,000円~3,000円位かかりますので、自宅で洗う方も多いですよね。
確かに¥4,000位で買ったダウンを¥3,000でクリーニングするのは考えてしまいます。

自宅で洗う場合は、洗濯表示が〇な事を確かめて、しっかり乾燥させることを徹底して下さい。
特にキルティングが広いものや、狭すぎるものはクリーニングに出す方が無難です。
キルティングが広すぎては羽が偏りますし、キルティングが狭すぎても羽をほぐして乾かすのが大変です。

くれぐれも高級ダウンの自宅洗濯はやめた方が賢明ですよ!

スポンサードリンク