嫌なニオイの話 （クリーニング臭）～元店長ザブ子のつぶやき19～

ちょぴりご無沙汰なザブ子です！( *´艸｀)うふふ♡
クリーニングのニオイが嫌～い😠っていう人いません？（いますよね）

クリーニングの後に気になるニオイはズバリ！石油系溶剤の臭いです。
体に悪そうだし、臭いし、不快ですよね。
今日は、ザブ子現役時代にちょいちょいご指摘いただいたクリーニング臭について語ります。

お店でいつものように、お得意さまと会話（旦那あるある💛）を楽しみ、
（ザブ子さん・・お仕事は？(;^ω^)）
お客様「あら、いけない！こんな時間だわ～帰らなくっちゃ！旦那のスーツはできてる？」
ザブ子「は～い、できてますよ～こちらですね」
お客様「ありがとう～　ん？（クンクン）クサッ！これ臭くない？」
ザブ子「え・・（クンクン）ほんとだ・・少し乾燥が足りないみたいです・・・」
お客様「嫌ぁ～ね～気をつけてよ」
ザブ子「すみません。これ再度乾燥しますので、仕上がり明日でもいいですか？」
お客様「いいわよ、じゃあ明日ね」

という感じでお客様はお馴染みさんという事もあり、再度乾燥しなおし事なきを得ました。

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乾燥が足りずドライクリーニングの溶剤が残って、その溶剤の臭いがする場合です。
特に厚い冬物や肩パットとかは溶剤が残りやすく、合成皮革など乾燥機にかけられない衣類に起こりがちです。
（合成皮革ポリウレタンはタンブラー乾燥禁止なので自然乾燥になります。ザブ子つぶやき8,9でも登場しましたね）

・その対策
臭いの原因は残ってしまった溶剤です。
石油系溶剤は揮発性なので、ビニールカバーを外し、しっかり乾燥すれば臭いは消えます。

ドライクリーニングは、普通の洗濯とは違います。
お水の代りに石油系の溶剤（ターペン等）で、フィルターでろ過しながら繰り返し使います。

お店によってはフィルターの交換など管理が十分でなく、汚れた溶剤のままクリーニングしてるんですね・・・
汚れた溶剤では、溜まった汚れや汗が脂肪酸臭になって臭いを出すのです。

・その対策
いつだしても嫌な臭いがするお店は、やはり溶剤の管理ができていない可能性は高いです。
クリーニング店を変えるのもよいかもしれませんよ。

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石油系に臭いがする場合は、絶対にその衣類を着てはいけません！
すぐにクリーニング屋に申し出ましょう。
石油系溶剤は皮膚につくと化学やけどをおこすことがあるんです。
化学やけどは発赤(ほっせき)、小水疱(しょうすいほう)、びらんなどの症状が出ます。

とにかくカバーは外して、しっかり乾燥させましょう。
特に小さいお子さんや、アレルギーをもっている人は気をつけて下さいね。

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ドライクリーニングでは、落ちきれなかった汚れが臭う場合もあります。
ドライクリーニングの溶剤は石油系なので、汗などの水溶性汚れは残りやすいんですよ。
また、香水もなかなか消えない匂いの1つです。

こんな時には、ぜひ水洗い（ウエットクリーニング）をお試しください。
本来水洗いのできないものもプロの手にかかれば可能になります。

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今回のドライ臭のケースは、もう1つ気になる事情がありました。
この旦那さんのスーツ、実は午前中預かって夕方お返しする「特急扱い」にしたんです。

だいたい、クリーニングは午前中に預かれば翌日の夕方仕上がるのが多いです。
もちろん、クリーニング屋によって事情は違いますけれどもね。
いずれにしても、それなりの理由があって仕上がり時間を設定しています。
でも「特急扱い」だと、何かの工程が省かれたり、短縮されたりする可能性があるんです。

こんな事書いちゃうと「え～そんなの言い訳じゃんヽ(`Д´)ﾉﾌﾟﾝﾌﾟﾝ」とお怒りにふれそう💦
もちろん、クリーニング屋もプロですから、それは絶対にあってはいけない事ですよ。
乾燥時間を端折ったとしたら、とんでもない事なんです。

でも、でも、もしもその日「特急扱い」がやたらと多かったら・・・
仕上がり確認が1つ2つ抜けてしまったかもしれないなぁ・・・と思うのです。

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石油系の臭いが気になる時は、しっかり乾燥させましょう。
けして、そのまま我慢して着るのはやめて下さい。
そして、いつも臭うようなクリーニング店は避けた方がいいですよ。

あと、おせっかいかもしれませんが、さほど急がないなら特急はしない方がいいですよ。
特急扱いは、多少なりリスクも伴います。
人間慌てると良い事ありませんよね。
どうせお金を払うなら、じっくりやってもらった方がいいじゃないですか(●´ω｀●)
ぜひ余裕をもってクリーニングへＧＯ！