木枯らしも凍みる冬の日に、私を守ってくれるカシミアのマフラーやストール。
柔らかいし暖かいし、手放せないですよね。
でも、春になってそろそろ「お疲れ様」って季節がやってきます。
また来年もよろしくって大切に保管してあげたい。
だっていかんせんカシミアは高級品だから、保管に失敗するなんてアリエナイ!!
大切なカシミア、どうすれば綺麗に長持ちするの??
カシミアの間違いないお手入れと保管の方法をまとめました。
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カシミアを保管するその前に
春までしばらくお休みするその前に、必ずしなくてはならないのは汚れを落とすこと
当たり前のようだけど「見た目汚れてないから」って油断してしまうことも・・・
見えなくても首周りに巻くマフラーやストール、案外汚れてしまうんです。
お洗濯するその前に
カシミアを洗う前にまずはするべきこと
- まずは洗濯表示を確認します
- 毛玉やホコリを取り除きます
自宅で洗うか?クリーニングに出すのか?洗濯表示にしたがいましょう。
また、ブラッシングしてホコリを取り除き、毛玉はカットしておきます。
自宅で洗う or クリーニング
洗濯表示にしたがって、自宅で洗えるか、クリーニングに出すかを判断します。
自宅洗濯の場合
自宅で洗う場合、カシミアはとてもデリケートなので充分に気をつけて扱いましょう。
【カシミア手洗いの手順】
- 40℃以下の温水、または洗剤が溶ける程度の常温・冷水を用意
- ウール用洗剤を投入
- 10分程度浸け置きしたのち、一枚づつ優しく押し洗い
- 部分的に汚れが目立つ場合は、指で軽くもみ洗い
- 汚れが落ちたら柔軟剤をかけ、綺麗な水で洗剤が落ちるまで2~3度濯ぎます
- 洗い終わったら一枚づつ脱水機にかけ(1~2分目安)、水気を取る
- 脱水後は形を平らに整えて、平干台・タオルなどの上で自然乾燥
※乾燥機は縮みの原因になるので使えません。
水温は必ず40℃以下の温水を使います。
水温が高すぎると汚れは落ちやすいですが、縮みの原因となります。
洗剤が溶ければ常温や冷水で問題ないんです。
また、短時間で1枚づつ優しく洗います。
長時間の洗いは縮みと毛羽立ちの原因となります。
他の衣類と一緒に洗うと摩擦が起こり縮みの原因となるので、必ず1点づつ洗いましょう。
クリーニングの場合
基本的にカシミアのマフラーやストールはクリーニングが推奨されます。
店頭でも、カシミアであることをしっかり伝えましょう。
カシミアにはカシミアの取り扱い方があります。
ちなみにカシミアマフラーのクリーニング代は500円~1,200円程度。
ショールは800円~1,500円くらいです。
カシミア製品保管時のポイント
カシミアマフラーやショールを保管する時は以下のことに注意しましょう。
- 清潔な状態で保管する
- 湿気はカビの原因!クリーニング返却時の袋は取り外して保管してください。
- 虫食いを防ぐために、防虫剤と一緒に保管する
収納前にはホコリや汚れを落とし、よく乾燥させてから保管してください。
なるべく風通しの良い場所、もしくは乾燥剤を使って保管する
防虫剤は保管場所の上部へおいてください。
(空気よりも重い為、上から下へと効果が高まります)
防虫剤は混ぜないで
防虫剤は基本1種類で使います。
予期していない化学変化が起こる可能性があるからです。
特に臭いのある防虫剤は要注意です。
【無臭のもの】
- ピレスロイド系
臭いがないので、タンスなどから取り出してすぐに着用できるのがメリットです。
唯一これだけは、他の防虫剤成分と一緒に使うことができるんですよ。
【臭いがあるもの】
- ナフタリン
- パラジクロロベンゼン
- ショウノウ
効き始めが遅いものの、長持ちするという特徴があります。
長期間効果が持続するので、フォーマルウェアなどの頻繁に着ない衣類や毛皮、皮革製品に向いています。
揮発が早く、消耗も早いです。
虫のつきやすいウールや絹製品に向いていますが、3ヵ月程度で補充する必要があります。
50℃以上になると溶けてシミになることがあります。
くすのき由来の自然の穏やかな香りで、古くから着物などの保管に使われています。
匂いがなかなか取れないデメリットもあり。
これらの臭いのある防虫剤は、違う種類との併用はできません。
カシミアのマフラー・ストールのまとめ
いかがでしたか?
カシミア製品を長持ちさせるポイントはこちらです。
- 保管前には洗濯orクリーニングを
- 防虫剤は混ぜない
- 保管中も定期的な換気、虫干し
- 日頃のお手入れにはブラッシングを
高級素材のカシミア、大事にして綺麗に長持ちさせてくださいね。
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