洗濯表示を見ると、水洗いもドライも全部×(バツ)になっていることがあるレザーコート。
しかし、レザーコートクリーニングが可能です。

ここでは、レザーコートのクリーニングなどの料金相場と、普段のお手入れ方法についてまとめてみました。

シミやカビなどの問題の多いレザーコート。
どうしても落ちない汚れはクリーニングに出し、普段はお手入れをしながら、長持ちさせましょう。

革ジャンなどのレザーコートのクリーニング料金

レザーコートのクリーニング料金は、ショート丈で約6,000円~9,000円程度、ロング丈だと約8,000円~10,000円程度になります。

革や毛皮製品を専門とするクリーニング店だと、ショート丈約9,500円程度~、ロング丈で11,000円程度~です。

また、購入価格や評価額が20万円を超えるような高額なレザーコートのクリーニング料金は、別途見積もりとなります。

普段のお手入れを心がけた上で、2~3年に1度程度を目途にクリーニングに出しましょう。

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店舗型と宅配クリーニングのクリーニング料金を比べてみました

近隣の店舗型と便利な宅配型のクリーニング代を比べてみました。

白洋舎 値段
革ジャンバー 5,500円(税込 5,940円)
革ハーフコート 7,000円(税込 7,560円)
革ロングコート 8,000円(税込 8,640円)
納期 1ヶ月(30日程度)
レザーサロン荻窪 値段
革ジャンバー 14,000円(税込15,120円)
革ハーフコート 15,000円(税込16,200円)
革ロングコート 18,000円(税込 19,440円)
納期 3週間~4週間
リネット(宅配) 値段
革ジャンバー 8,000円(税込 8,640円)
革ハーフコート 10,000円(税込 10,800円)
革ロングコート 10,000円(税込 10,800円)
納期 3週間(21日)

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店舗型と宅配型のメリットとデメリット

店舗型と宅配型にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

店舗型のメリット・デメリット

店舗型のメリットは、お店の人と直に会って話せる事です。

皮革製品は値段の張るものですし、クリーニング料金も安くありません。
クリーニング方法や、クリーニングするリスクなどは気になるところ

気になるシミや、お値段の事など直接質問して安心したいですね。

デメリットは?というと、近所に皮革を扱うクリーニング店があるとは限らない事です。
とにかく皮革製品は重量がありますよね・・・
重い皮ジャンなどを持って、クリーニング店をあちこち探すのは本当に大変です。

クリーニング店によって、料金もかなりばらつきがあるので事前によく確認しましょう。

宅配型のメリット・デメリット

宅配型のメリットは、とにかく重い皮革ものを持ち運ばなくても済む事です。
また、近所に皮革を取り扱うクリーニング店がなくても、宅配なら自宅まで取りに来てくれます。

最近は、持ち運びの手間がない宅配クリーニングを選ぶ人が増えています。

逆にデメリットは、預ける人の顔が見えないことでしょう。

高価な品物を預けるのは、勇気がいる事ですよね・・・
顔の見えない相手に預けるのは、いささか心配な面もあるかもしれませんね。

宅配型クリーニングは、お客様のそんな不安を減らすためにホームページに詳細な情報を載せたり、メールや電話で質問を受付けたりしています。

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革ジャンを出すクリーニング店の選び方

革ジャンなどのレザーコートをクリーニングに出す時に、お店選びのポイントがあります。

それは、革のクリーニングについて実績があり、革製品についての質問に、しっかりと答えてくれること

店舗に実績があっても店員さんに知識がなければ、衣類の状態が正確に伝達がされません。
逆に店員さんの知識が豊富でも、単に革ジャンが好きなだけかもしれませんし、クリーニングについては技術がそれほどないこともあります。

知識も実績も両方兼ね備えているクリーニング店に出しましょう。

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レザージャケットをクリーニングに出す前の3つのチェックポイント

クリーニングに出す前に、持っているレザージャケットのチェックをしましょう。

  1. ポケットに何か入っていないか
    一度預けると1か月位は返ってこないので、鍵や大切なものが入っていないかチェックしましょう
  2. ボタンやファスナーなどの付属品が取れたり取れそうになっているものはないか
    忘れないようにメモしておきましょう
  3. 汗などの臭い、カビ、色褪せなどをしていないか
    必要があれば補正をしてもらうようにします

あらかじめ衣類のチェックをしておくことで、クリーニングの仕上げをより自分の希望に近づけることができます。

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レザーコートのシミ・カビ・色落ちこそクリーニングにお任せ

そう頻繁に着るものでもないし平気そう?と、レザーコートの汚れはとかく見過ごされがち。

久しぶりに取り出したらシミやカビを見つけて大ショックなんてことになりかねません。

もともと洗うようにできていないレザーコートのシミやカビを自分で取り除くのは至難の業!
ここはプロにお任せしましょう。

クリーニング店なら、シミやカビを除去した上で、抜けてしまった色を補正することもできるんです。

レザーコートやジャケットの汗染みや食べこぼしなどのシミ・カビ取りのクリーニング料金

レザーコートのシミやカビに気づいたら、とにかくすぐにクリーニング店に相談しましょう。

表面のシミ・カビは比較的簡単にとってもらえます。

シミやカビの大きさ、範囲にもよりますが、クリーニング料金に₊約2,000円~の料金となるようです。

あくまでクリーニングの追加サービスであり、シミ・カビ取りだけでは受け付けてもらえないことがほとんどなので注意してください。

レザーコートのクリーニング+色補正

レザーコートのシミやカビを除去すると、どうしても色が抜けてしまうことがあります。
また経年変化や日焼けによってコートが変色してしまっていることも。

そんな時はクリーニング店で色補正をお願いしましょう。

色補正の料金は、クリーニング料金に₊約7,000円~というところが多いようです。

部分的に色を入れることも、全く別の色に染め変えることも可能。

ただし、いずれのクリーニング店も、色補正のみでの受け付けは行っておらず、クリーニングとのセットとなります。

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クリーニングではなく、レザーコートを自宅で洗濯する方法

レザーコートなどの革製品は取り扱いが難しいため、できるだけクリーニングに出した方が失敗は少ないです。
しかし、どうしても家で洗いたい場合は、必ず専用のクリーナーを使って洗いましょう。

洗濯機に入れる時は、必ずネットに入れます。
洗った後は、充分に乾かして、カビを生やさないようにケアしましょう。

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クリーニングに頼り過ぎない:レザーコートの普段のお手入れ

レザーコートが長持ちするかどうかは、日ごろのお手入れにかかっています。
革製品をあまりクリーニングに出してしまうと、どうしても劣化の原因になってしまいますね。

使う皮用のクリームや、防水スプレーは、目立たないところで色落ちしないかなどを試してから本格的に使い始めます。

革コート用のブラシでブラッシング

レザーコートを着用後は、革用のブラシでホコリや汚れを払います
ブラッシングで落ちない汚れは、専用の砂消しゴムやクリーナーを使って、落とすようにします。

レザーコートのツヤがなくなってきたら・・・

レザーコートのツヤが失われてきたなと思ったら、革用クリーナーで全体の汚れを落としてから、革用の栄養クリームを薄く塗ります。

ただし、シミになってしまうので、塗り過ぎに注意してください。

レザーコートの雨染みを防ぐ

レザーコートは雨に濡れるとシミになってしまうことがあります。
そのため、革用の防水スプレーをかけておきます。

ただし、レザーコートの目立たないところで、念のためテストスプレーしてから全体にかけるようにしましょう。

レザーコートの保管は、風通しの良いところで

レザーコートは、カビが生えやすい衣類のひとつです。
そのため、しっかり着衣による湿気をとってから、風通しの良い場所に保管しましょう。

どうしても湿気のたまりやすい場所にしか保管が出来ない場合は、クローゼットなどを開けて、換気をよくするようにします。