シーズンが終わった後のファーのクリーニングってどうしていますか?
コートだけでなく、襟周りについている部分的なファーなどの汚れも気になりますね。
この記事では、ファーのクリーニングの料金と、クリーニングに必要以上に出さないようにする普段のお手入れ方法についてまとめてみました。
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ファーのクリーニング料金相場
洗濯タグで、クリーニング可になっているか確認してからクリーニングに出します。
ファーのクリーニング料金は、毛皮のランクやフォックスやラビットなどの種類や、ファーの専門店かどうかによって変わります。
普通のクリーニング店だと約8,500円~15,000円位。
ファーのクリーニング専門店だと、10,000円~30,000円位と高めになります。
コートの襟や袖など、一部に毛皮が使われている場合も、通常のクリーニング料金にプラスして、一か所につき700円~1,200円ほど追加料金がかかります。
ファーのバッグや帽子、敷物もクリーニングに出せます
ファーのカラー(襟)やコート以外にも、バッグや帽子、敷物などあらゆる製品がクリーニングに出せます。
ただし、衣類の場合と同様、クリーニング不可となっている場合を除きます。
ファーをクリーニングに出した後のトラブル
動物の毛は繊細なため、ファーをクリーニングに出して、変色してしまったり、毛がカットされてしまったりなど、トラブルに見舞われることがあります。
クリーニングトラブルがあった場合は、早めにクリーニング店と話し合いましょう。
ファーの普段のお手入れ方法に力を入れてクリーニングを最小限に
ファーをクリーニングに頻繁に出すと、独特のふわふわ感が損なわれる可能性が高くなります。
そのため、普段のお手入れに力を入れて、ファーをきれいに保ちましょう。
外出から帰ったら・・・
外から帰ったら、まずファーについているホコリを落とします。
毛皮は脂肪分があるため、ホコリがつきやすく、お手入れしないと枝毛の原因に。
風通しの良いところで陰干しにした後、手でホコリを軽く叩き出すようにします。
コートの場合は、脇や肩に力が加わるので、毛が寝てしまいがちになります。
動物の毛のブラシなどで、軽くブラッシングをし、毛を立たせるようにしましょう。
重い物を持つことも、同じように毛に跡がつきやすくなるので、なるべく避けた方がベター。
ファーを着ていて、雨に降られてしまったら・・・
タオルや布などで手早く水分をふき取り、数時間、陰干しにします。
エアコンやドライヤーなどで早く乾かそうとすると、急な温度変化に弱いファーは、変色したり、毛を傷めたりしてしまいます。
慌てず、ハンガーにかけてゆっくり乾かすようにしましょう。
ファーにコーヒーやジュースなどをこぼしたら・・・
すぐに、ファーについたハンカチやティッシュで吸い取ります。
その後、少し濡らしたタオルなどで叩くようにして汚れをとりましょう。
ファーに汚れが残ってしまったら、早めにクリーニング店に持って行きましょう。
ファーの保管方法
長期間着ない場合は、ファーをクリーニングに出してから保管します。
防虫剤は、ファーに直接触れないように入れましょう。
保管は、風通しがよく、湿気が少なくて、直射日光の当たらない場所を選びましょう。
お家でファーを洗う
基本的に、毛皮は風合いや色合いを損なう可能性が高いので自宅での洗濯はあまりおすすめできません。
しかし、どうしてもファーだけをクリーニングに出すのはもったいないという人は、こちらのできるだけファーに負担をかけない洗い方を参考にしてみてください。
- 洗面器にぬるま湯を入れ、シャンプーを4~5cc位入れて、洗浄液を作ります。
- きれいなタオルに洗浄液をつけた後、かたく絞ってから、毛皮を手早くかつやさしくふき取ります。
全体が汚れている場合は、スプレー容器に入れてスプレーした後に、ふき取ります。 - リンスも同様に行います。
- 続いて、10倍に薄めたお酢で毛皮部分を軽くふき取ります。
- 殺菌作用と毛皮を柔らかく仕上げる効果があります。
- 陰干しで、自然乾燥をします。
- 乾いたら、やや叩くようにして、手でブラッシングをします。
ファーは、クリーニングと修繕で長持ちさせる
決して安くはないファーを長持ちさせるには、上に書いた普段のお手入れと定期的なクリーニングが必要です。
特にマフラーやカラーのような襟周りに使っているファーは、汗染みや皮脂汚れがつかないうちに、クリーニングに出しましょう。
ペースとしては、白いものは早めに、色が濃いものでも2~3年に1回は出すようにします。
また、縫い目のほころびや、ファーが裂けてしまったら、早めに修繕に持って行きましょう。
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