真綿布団って高級な分肌ざわりも寝心地もいいですね。
でも問題はお手入れが難しいってこと・・・
真(ほんとうの)綿(めん)と書くのに、素材は絹という真綿布団。
なにしろ絹はデリケートで扱いが難しい代物です。
自宅ではもちろん、クリーニングも断られることがありますよね。
この記事では、真綿布団の特徴やお手入れ法、クリーニングの出し方についてまとめてみました。
真綿布団は繭から生まれる最高級ふとん
真綿とは、繭から引き出された1本の繭糸を集束して紡いだ生糸でつくられた織物です。
日本では真綿の産地として有名なのは、滋賀の近江真綿と福島の入金真綿があります。
健康寝具としても話題の真綿布団、そのメリットとデメリットをあげてみましょう。
真綿布団のメリット
健康寝具としても大注目の真綿ふとんは保温性、吸湿性、放湿性、フィット性に優れています。
- 繊維が緻密に絡み合って、空気をたくさん含むため暖かい
- 吸湿性、発散性は、ウールや木綿の1.5倍でむれずに爽やか
- 繊維が長く絡み合うので、しっとりソフトで抜群のフィット感
なにしろ絹ですからしっとりなめらかな肌触りで、肌にも優しいんです。
真綿布団のデメリット
メリットの多い真綿布団ですが、やはりデメリットもあるんです。
- メンテナンスがしにくい
- 値段が高価で、中には100万円のものもある
真綿布団は一般的に寿命が5年くらいですが、使い方や手入れの仕方によって、寿命は短くなります。
また「引き直し」というお手入れには手間も時間も費用もかかるので、やはりクリーニングが手頃かと思います。
真綿布団を長持ちさせる普段のお手入れ
真綿布団のクリーニングを繰り返すと、中の天然繊維が傷んでふかふかな手触りや温かさがそこなわれてしまうことも。
次の普段のお手入れをして、真綿布団をきれいに長持ちさせましょう。
真綿布団を干す場合は、シーツやカバーをかけて
真綿布団は、紫外線に弱いので布団の生地が劣化しないよう、シーツやカバーなどをかけて、陰干しするようにしましょう。
取り込む時は、ブラシなどで軽くホコリを払う程度でだいじょうぶです。
強くたたいてしまうと、ワタの繊維がちぎれたり、生地を傷めたりする場合があります。
真綿布団を干せないとき
真綿布団を干そうと思っても、忙しかったり、天気が悪かったりするとなかなか難しいもの。
そこで、真綿布団を干せない時は、エアコンを除湿にし、布団を椅子にかけて浮かした状態にして干します。
余裕があれば、布団の下から扇風機などで風を当てると、より湿気が飛びやすくなります。
家庭で洗える真綿布団もあるんです!洗濯タグを確認しましょう
真綿布団、家では洗えないというイメージがありますが、最近ではウォッシャブルタイプの真綿布団もあります。。
お手持ちの真綿布団が洗えるものかどうか、洗濯マークをチェックしましょう。
もし洗える場合は、布団を買った時の取り扱い説明書や商品のホームページなどに従って洗濯します。
洗えない真綿布団の場合は、クリーニング店に出しましょう。
真綿布団のクリーニング料金
真綿布団は、デリケートな絹でできているので取り扱いが難しく、普通のクリーニング店では断られることが多いです。
そのため、真綿布団をクリーニングに出すときは、いつものクリーニング店に取り扱いがあるかどうか、前もって確認しましょう。
真綿布団のクリーニング料金は、1枚7,000円前後のところが多いようです。
お得で便利な宅配クリーニング
なかなかデリケートな真綿布団を、引き受けてくれるクリーニング店はあるの?と迷う方もいるでしょう。
そんな方にオススメなのが宅配クリーニングです。
布団をクリーニング店まで運ぶのは大変ですよね~。
お店まで運ばなくていいし、なにか不安や疑問があれば電話やメールで問い合わせができます。
また、送料無料や詰め放題などお得なパックもあって、街なかのクリーニング店よりお安いことも多いんです。
是非一度布団専門の宅配クリーニングについてまとめた記事を読んでみてくださいね。