こんなニュースをYAHOOニュースでみつけた。
(YAHOOニュース:子供の夢を支えるクリーニング店、不要の学生服など引き取り貧困家庭に無償提供 越谷のNPOと協力)
街のクリーニング屋さんが、NPOと連携して着なくなった制服を、必要な貧困家庭に提供していくといったものらしい。
確かに卒業したり、サイズが合わなくなった制服ってモッタイナイ!!
とはいえ、今の人間関係ではお下がりをあげたり貰ったりするような関係も希薄だ。
その役目をクリーニング店が担っているというこのニュース。
これを機会に制服リサイクルとクリーニングをフォーカスしてみよう。
着なくなった制服どうしてる?
着なくなった制服をどうするか?下に弟さんや妹さんが居たり、親戚や縁者に着られる子がいる方を覗いて、皆さん困ってません?
思い出もあるから捨てられませんしね。
リサイクルショップも、基本的に制服は買い取りません。(一部の私立校は専門買取もあり)
それに、得体のしれない所に売るのも抵抗ありますよね。
ブルセラショップなんてのもありましたし・・・(;´Д`)
少し前は学校のPTA活動で、制服リサイクルなどもありました。
でも、今はPTA活動も縮小傾向で管理も難しいため、その活動はどんどん少なくなっているようです。
NPOが管理してクリーニング店の協力を仰ぐリサイクル
そもそも、中学は義務教育で無償とはいえどそうもいかないのが現実。
学校の制服購入に大体45,000円程度、その他給食費や部活など年間15万円程かかります。
なかなかこれを払うのが厳しい家庭もあるはず・・・
そんなことから越谷NPOこども包括支援センターが着なくなった制服のリサイクルを発案。
地域のクリーニング屋さんの協力を仰ぎ、貧困家庭の救済を目的に始まった活動だそうです。
制服リサイクルの流れ
制服リサイクルの流れはこんな感じだ。
- 着られなくなった制服を、市内6店舗の協力クリーニング店かこども包括支援センター
- 協力クリーニング店で無償でクリーニング
- NPOこども包括支援センターで在庫を一括管理
- 希望のあった人へ無償で制服提供
昨年の10月から始まった活動なので、まだまだ引き取りの実績は少ない。
在庫の総数は70から80、引き取られたのはまだ4点だという。
地域クリーニング店の協力が活動の肝!
この活動の肝心な所はクリーニング店の協力が得られたことだという。
みなさん、制服のクリーニング代って、どの位かご存知ですか?
地域や制服によっても違いますが、大体1,200円~1,800円位かかります。
これがかからないのは、提供する人もされる人も嬉しいですよね。
まさにWINWINの関係です。
今日び、人にあげるにもそのままあげるわけにもいかず、自腹でクリーニングに出しますよ。
それがかかるくらいなら、あげずに捨てちゃう、という人もいるでしょう。
無料だったら、誰かに着てもらおう!となるわけです。
クリーニングは究極のエコ
「地球に優しい」というフレーズが耳慣れてきた昨今。
今回のクリーニング屋さんの善意に触れて、クリーニングは究極のエコという言葉を思い出しました。
使い捨てのこの時代に「綺麗にして使える人が使って捨てない」というエコ。
繰り返し使ってものを大切にする。
これがまさに究極のエコなのかもしれませんね。
クリーニングで、人にも地球にも優しいニュース。
どんどん広まって、長く続くといいですね。