どうも!元クリーニング店長ザブ子です。
秋、冬に大活躍したコートやダウン達。
人間って勝手なもので、暖かくなったら邪魔になるんです(笑)

そこで、目につく「保管つきクリーニング」の文字。
綺麗に洗ってくれて、来シーズンまで預かってくれるなんて便利!!

でも、保管ってどこに?どんな風にしまってあるの?いつ洗うの??
気になるその疑問を、ザブ子がプチ暴露です。

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保管つきクリーニングが誕生した理由

そも、保管付きクリーニングとは、クリーニングと保管がセットになった商品です。
保管期間はお店によって違いますが、3ヶ月~9ヶ月が一般的です。

ザブ子が店長だったクリーニング屋も、保管つきクリーニングを始めました。
実は保管つきクリーニングは、クリーニング屋からすれば、あまりやりたくない商品です。
なぜなら、保管場所は必要だし、通常のものと分ける手間もあるし、預かりと返却に時間差があると、諸々の記憶違いなどからクレームも発生しやすいからです。

それでも、始めた理由は、もちろんお客様のニーズもあったからです。
でも、それよりも春はとにかく品物が多すぎて、一般の品物の納期が間に合わなくなる事が多かったからなんです。

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お店側の裏事情

冬場のアウターや卒業、入学などイベントが多い3~5月はクリーニング業界最大の繁忙期です。
お店によっては一日に1,000点~2,000点の品物をパートさん2人で切り盛りするのもザラです。
それを洗う工場も、当然てんてこまいで、夜中2時3時までフル稼働するのもザラなんです。

そこで、保管付きでお預かりしたコートやダウンは、洗わずに後回しにして、一般の品物を先に洗うのです。
保管付き(ゆっくりコース)のものは、一般の品物が落ち着いた後にゆっくり洗うんですね。
そうすれば、工場もお店も、その時は少し時間と体力に余裕が出来るんです。

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ちょっとブラックなお話し

そんな訳で、ゆっくりコースでお預かりしたものは、しばらくは保管室で放置です。
お返しの時期がくるまで、言葉は悪いのですがほったらかしにされるんです。

ですから、汚れが強かったり、気になるシミがある時は、ゆっくりコースはお奨めしません。
なぜなら汚れやシミは時間がたてばたつほど、取れにくくなるからです。
そんな時は、受付でしっかりと伝えて、先に洗ってもらうのも方法のひとつです。

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お店によって違うお取り扱い方法

とは言え、保管つきクリーニング、その店舗によって、扱い方も違います。

先に洗ってから、保管するお店もあるでしょう。
ただ、その場合も、保管する場所や環境も様々です。
衣類に良い条件は室温20℃以下、湿度30%以下なんです。
また、かなりのスペースがないと、保管時のシワも気になります。

その環境が整っているとなると、保管料もかなり割高になると思います。

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ふさわしい対応にはふさわしい金額

まずは、受付でしっかり確認をしましょう。
保管前に洗うのか?保管後に洗うのか?保管場所の温度や湿度、スペースの広さなど確かめると安心です。

それなりの対応には、それなりの金額も必要です。
よく考えて、納得のいくお店に預けたいですね。

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