壊れた革靴を修理するという選択

履きつぶしても惜しくない靴、修理しながら長く履きたい少し高価な革靴。
靴も色々ですね。

たとえ安価でも、足に馴染んだ靴って何物にも代えがたかったりしますもの。
長く愛用したい、お気に入りの一足が壊れてしまった時に役立つ革靴修理のアレコレ、お教えします。

革靴の底（ソール）の修理料金

歩いている内にどうしても減るのが靴底。
接着や縫製がはがれてパカパカしてしまうこともあります。

5年、10年と履いた靴はそろそろ大掛かりなメンテナンスが必要。

オールソールといって、靴底全体を貼り替える修理を行うと、ゴム底で両足7,000～13,000円位、革底で両足10,000～20,000円位になります。

前半分の底（ハーフソール）にゴムを貼る場合は両足約2,800円～、革貼りなら両足約3,500円～。

靴を購入した際にあらかじめゴムか革のハーフソールを貼っておくと、靴が傷みにくくなるだけでなく、足への負担がやわららぎます。

かかとのすり減りも早めに対処したいもの。
減りが進むと、靴本体まで傷んでしまいます。

かかとがゴムの場合は、両足約2,500円～、革なら両足約3,000円～で修理が可能です。

ハーフソール＋かかとの修理を同時に頼むと少し割引になるサービスもあるようなので、店舗に確認してみてくださいね。

ぶつける、つまずく、踏まれてしまう、つま先だって傷みやすい・・・。
革靴のつま先の傷みは、靴底やかかとよりも目立ってしまうもの。
早めに修理しましょう。

つま先の修理にかかる料金は、両足で約1,400円～となっています。

汚れてベタベタになったインソール、臭いが取れなくなったインソールは新しいものと交換しましょう。

インソール交換の料金は、両足で約1,400円～となります。

ハサミで切ってサイズを合わせる市販品と違って、サイズピッタリに仕上がるのでとても綺麗です。

ただし、ブランドロゴなどは消えてしまうので注意しましょう。

少しゆるめの靴、きつすぎて足指があたってしまう靴。
我慢して履いていませんか？

靴修理店では、インナーパットで靴の大きさを小さめに感じさせてくれたり、ストレッチで靴の幅を伸ばしてくれたりします。

いずれのサービスも約1,500円前後となっていますので、修理は難しいかなとあきらめる前に相談してみましょう。

革靴の中敷きを交換することや、かかとの修理をすることで、今まで靴の感触が違うと感じることがあります。

それは、今まで履いていることによって伸びていた部分がまっすぐになるからです。
だんだん履いているうちに、足になじんでくることが多いのですが、どうしても違和感が消えない場合は、靴の修理をしてくれたところに相談しましょう。

おしゃれは足元からと言います。
靴はいつでも綺麗な状態であることが大切！

愛用の革靴は、定期的なクリーニングと修理を心掛けましょう。

やたら高価な靴を汚く履くより、学生時代のリーガルを大切に履いている若いビジネスマン、素敵です！